移住をして3年
移住をして3年が経ちます。
あっという間の3年でした。
移住した後、楽しかったこと、辛かったこと色々ありました。
世間ではコロナ禍も終わり、移住もだいぶ下火になってきたように感じます。
やはり都会は色々な面で強いです。
オンラインでの仕事もそれほど広がりを見せず、限定的でした。
田舎の息苦しさ
田舎では外に出れば、毎日知り合いと顔を合わせます。
それは仲の良い人だけに限りません。嫌いな人、顔だけは知っている微妙な知り合いなどともよく会います。
どこで働いているか、どういう人なのか、誰それの子供や親など、そういった情報が共有され、町全体が「大きな親戚」のような雰囲気を出していたりします。
話をする際、相手はこちらも当然知っているように話を進めてきたりもします。
その中に馴染んで「親戚の一員」のように振る舞えるか、「関係ない」と割り切って自分の生きたいように振る舞えればいいのですが、タイトルにもあるように「繊細な方」や、「パーソナルスペースが広い方」、または「何らかの心の病を抱えている方」はそういったことができにくいと思います。
そういったことが田舎の息苦しさに繋がります。
都会で暮らしていてもそういった関係を他者と築くことが難しいのに、田舎のもっと濃密、対人スキルが必要な中で関係性を構築するのは、「魚に陸にあがれ」と言っているようなものかもしれません。
「繊細な方」や、「パーソナルスペースが広い方」、または「何らかの心の病を抱えている方」はそういったことを敏感に感じ取ってしまうと思います。
勿論そういった関係性は悪い面ばかりでなく、良い面もあります。
手間やお金関係なく何かをするとき手伝ってくれたり、力を貸してくれたり、物をくれたりすることもあります。
都会にはない優しさが溢れていると感じることもあるでしょう。
特に田舎に来たばかりの時は、新鮮でとても嬉しいと感じるはずです。
しかし、そういった付き合いは「諸刃の剣」でもあります。
私自身もそうですが、そういった「身内感」のような空気感に疲れることがあります。
他者との線引きが非常にあいまいなのです。
「自分の居場所」のようなものを求めて移住してしまうと、その場所が自分に合わないと感じた時、不快に感じてしまうと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私自身、コロナ禍も終わり、少々都会の空気が恋しくなってきたところもあります。
やはり田舎は不便です。特に北海道の田舎は陸の孤島です。どこへ行くにも時間がかかり、大きなイベントや、施設に行くには大変な労力と時間を要します。
田舎にもイベントはありますが、想像を絶するほどの小規模、質の低さです。文化祭や町内会の祭りの域を出ないので、都会や観光地にある様なイベントを期待してしまうと痛い目に合います。そういったものを求めるとなると都会に行くしかないのです。
確実に、自分の仕事、やりたいこと、そういったことがその移住しようとする場所にない限り、田舎への移住はオススメしません。
移住後にそれらを探すのでは、にっちもさっちもいかなくなって、元居た場所に帰ることになる可能性が高いです。
実際私の住んでいる所もそういった人たちがたくさんいました。
移住をする際は本当によく考えてください。
自分のやりたいことがきちんとできるのであれば、都会であれ、田舎であれ、場所は関係ありません。
移住などで場所を選んだり変えたりするのではなく、「自分がどうなりたいのか?」それを心に問うことが大事だと私は感じています。
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