移住やめとけ
コロナ禍が落ち着き、地方移住への興味が減ってきた人も多いのではないでしょうか?
それが無難です。北海道に移住して3年が経つ筆者が移住はオススメしません。
「移住」で検索すると、上位に「やめとけ」、「失敗」と言った語句が並びます。
北海道に移住して内地に戻る人の割合は分かりませんが、沖縄に移住した人は8割が3年以内に内地に戻るそうです。
移住にはこういった現実があります。
特に新しい移住地で仕事を始めようとしている方は要注意です。
もし移動したいのであれば引っ越し、もしくは都市圏への移動にして、田舎への移住は止めておいた方が無難です。
移住のうたい文句は嘘ばかり
まず、移住促進を行っているのはその土地の自治体です。
職員は役所に勤めている公務員です。
その土地の評判を下げるようなことは決して言いません。
さらに、
戻る人が多いということも決して言いません(重要)。
言ってみれば良いことだけを並べたり、実際には行われていないことでも、イメージを良くするためにコンサルタントなどに頼んで(税金投入)、移住者を呼び込むための殺し文句を考えたりします。
そういったものにつられて移住して、言われていることと現実の差に気づき、ソッコーで帰る人が後を絶ちません。
勿論そういったものにつられてしまうほど、何も考えずの移住をすること自体が問題だとも言えますが、中身が伴っていないという現実から考えると、自治体は、
「嘘を言って移住者を招き入れている」
というふうに取られても文句は言えません。
私の住んでいる自治体に関しても、私から言わせれば「詐欺レベル」です。
しかし自治体は移住失敗を「個人の責任」として決して認めることはありません。自治体の職員は移住者がどんなことになろうと痛くもかゆくもないからです。
移住地見学や、お試し移住などでそういったことに気づける人もいますが、やはりある程度の期間実際に住んでみないと分からないことが多いです。
格差の田舎
私の住んでいる片田舎の北海道は賃金がとても安く、家を建てたりなどとてもできず(土地はとても安いのにもかかわらず)、異常なほど公営住宅が立っています。
自分で家を持つことが出来ず、家賃の安い公営住宅で暮らすしかない訳です。
立派な家を建てているのは、公務員、自治体から仕事を請け負っている地元企業の社長などです。従業員は公営住宅で暮らしています。
ちなみに田舎は、自治体から仕事を貰うことで成り立っている企業ばかりです。それは町の小さな商店にも及びます。公共の仕事が無ければ会社や店が成り立たない訳です。
文化レベルがあまりにも低い
文化レベルもとても低いです。
男尊女卑は当たり前、古い慣習やしきたりに囚われ、知識のアップデートも行われません。
基本的に文化施設はありません。田舎には小さな図書館がある程度です。
「田舎で子供を育てたい」と言っている人がたまにいますが、多感な感性を持った子供の頃にそういった文化的なものに触れることができないということはかなりマイナスになります。
学校も戦時中のような統制教育をしている所もあるほどです。多様性を認めるなどという文化は存在しません。
もし田舎で子育てをしたいのであれば、きちっとした新しい試み、教育がなされている実績がきちんとあるところに行った方が良いです。
特にそういった財力があるなら、何の新しい試みも行っていないような田舎は避けた方が良いです。
田舎でも、財力のある家庭の子供は、その地にとどまることは無く、ほぼ都会の学校や企業に進学や就職をします。よって残っていくのは教育も財力もない家庭で、それらが脈々と続いていくこととなるわけです。
そんな田舎に移住するということは「隠遁生活」を望まない限りお勧めしません(私はどちらかというとそれ)。
そして、そういった自治体が謳っている「移住者を呼び込む言葉」に真実の欠片などみじんもありません。
これは全てに当てはまることですが、相手にどんなことをやっているか聞いたときに、
「具体的にこういうことをやっています」
ということを言えない、またはぼんやりしている場合、それは間違いなく
何もやっていません。
もしくは、とてもやっているとは言えないレベルです。
是非判断の基準にして貰えればと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
とにかく移住の勧誘は甘い言葉、言葉巧みに、良いことや美辞麗句ばかりを並べます。
皆さん、くれぐれも騙されないようにしてください。
下記は私がいつも薦めている地方移住の注意喚起本です。タイトルに嘘はなく、誰も教えてくれない田舎の真実が盛りだくさんです。興味がある人はぜひ読んでみてください。
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