靴下は溶ける
いよいよ北海道は本格的に冬がやってきて、薪ストーブはフル稼働の毎日です。
しかし先日ちょっとしたミスをしてしまいました。
それは、
「薪ストーブに靴下を当てて溶かしてしまった」
ということです。
私は末端冷え性の為、北海道に移住してから足にしもやけができるようになってしまいました。
薪ストーブで沸くお湯を使って足湯に浸かったりしていますが、なかなか改善されません。
先日あまりに足が冷えたので、手っ取り早く温めようと、足裏を薪ストーブに当ててみました。
まだ焚き始めだったため、それほど高温になっていないだろうと思っていたのですが、思った以上に熱くて、すぐに足を放しました。
しかし、靴下のナイロンが溶けるには十分な温度と時間だったようで、薪ストーブの窓には靴下の裏地の跡がくっきりと残ってしまいました(写真を撮るのを忘れました)。
しまったと思いましたが、後の祭りです。どうやって靴下の跡を取るかを考えなければなりません。
ガラスクリーナーを使う
溶けたナイロンを除去するには、最初は界面活性剤を含んでいるガラスクリーナーが思いつきました。やはり化学繊維には化学物質だろうと思ったのです。
しかし、いくら擦れども一向に取れる気配はありません。
そこで、良い方法は無いものかとネットで検索してみると、次のような様なものがヒットしました。
なんと!似たような状況の人がおりました!
早速回答を見てみると次のようにあります。
この回答を見て私は「うーん」と首をひねってしまいました。
うかつにこの方法を実行してしまうと、回答にあるように、下手すると薪ストーブの窓に傷をつけてしまいかねないと思ったからです。
試す勇気は私にはありませんでした。
濡れた布
他に検索してみると薪ストーブではありませんが、「アイロンについてしまったナイロン生地を取る方法」というものがヒットしました。
読んでみると、固着したナイロン生地は、熱くなったアイロンで再び溶けて柔らかくなるので、その間に濡れた布で何度も擦ると取れるということでした。
いくつか検索ページをめくってみますが、他にめぼしいものは見当たりません。
そもそも「靴下が溶けて薪ストーブについたので取る方法」というのはかなりレアな検索ワードです。
そこでとりあえず、私は熱くなった薪ストーブに濡れた布を当て、擦り始めました。
しかし、とてつもなく熱くなった薪ストーブに濡れた布は「ジュージュー」と音を立てるだけで、全くナイロンは取れません。
それどころかナイロンが柔らかくなっている様子も全くありません。アイロンでは分かりませんが、どうやら薪ストーブの熱で再び柔らかくなるのは難しいようです。
※薪をくべる際の耐火手袋をして作業しました。
灰をつけて擦る
私は検索した方法を諦め、いつも窓についたスス掃除と同じように、キッチンペーパーに灰をつけて擦り始めました。
しかし、一向に取れる気配はありません。
しかし、残っていて有効そうな方法はこの「灰をつけて擦る」という古典的な方法しか私には思い付きません。
灰の力を信じ、ひたすら擦ります。
15分ほど擦り続けてみると何やら一部が取れているように見えます。
そのままさらに擦り続けてみると、跡が明らかに薄くなっています!
「やった!」
私は思わず歓声を上げました。
そのまま30分以上擦り続け、固着した靴下のナイロンを取り去ることに成功しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今の世の中検索すれば、大体有効な解決方法がヒットします。
しかし、薪ストーブというレアな物で、尚且つ靴下を当てて溶かすというレアな状況のものの解決方法は見つけることはできませんでした。
今回問題を解決してくれたのは、「灰でひたすら擦る」という大変古典的な方法でした。
この記事が、同じようなトラブルを経験した方の役に立てばと思っています。
もし皆さんも検索して解決方法が分からなかったときは、古典的な方法を試したり、近くにいるお年寄りに聞いてみると案外解決方法を知っているかもしれません。
特に薪ストーブなど昔から使われている道具に関して、お年寄りはとても詳しい人がいます。疑問点などがあったら、ぜひ聞いてみてください!
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