話題のYouTube動画
田舎移住による問題やトラブルは、福井県池田町が広報誌に載せた「池田暮らしの七か条」に限りません。
先日も愛媛県新居浜市の別子山(べっしやま)地域に移り住んだ地域おこし協力隊員が配信したYouTube動画が話題になりました。
こちらも一言で言えば、移住者と地元住民との軋轢の問題の様です。
なかなか根深そうな問題ですが、真相はよくわかりません。
後を絶たない移住問題
このように、福井県池田町、愛媛県新居浜市と、移住に関する話題が最近紙面をにぎわせています。
もっとも移住のこういった問題は前からよく耳にする問題であり、最近始まったことではありません。
下記のNPO法人ふるさと回帰支援センター理事による、新居浜市の騒動についてのインタビュー記事ですが、大変的を射ています。
この記事の中で、
嵩氏:地域おこし協力隊は自分たち自身が主役ではなく、あくまでもこの地域をなんとかしたいと頑張っている地域の人の活動をお手伝いすることが本来の趣旨だと思っています。
と、述べているように、地域おこし協力隊は自己実現の手段ではありません。
勿論仕事を通して自己実現をすることは可能でしょうが、あくまでもそれは一側面に過ぎないと思っています。
あくまでも地域の支援です。
それにもかかわらず、
「自分探し」や「田舎なら自分も輝けるのでは?」と勘違いし移住して元の住民との軋轢が生じ問題に発展する。
といった構図がそこには存在しているように私は感じます。
地域おこし協力隊の渡りや、任期ごとにあちこちでやっている人間も多く存在するようです。そして地元の人たちはそれをよく知っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
前述のインタビュー記事にあるように、こういったネガティブな情報は貴重です。
行政の情報発信はどうしても良いことしか話さない傾向がありますから、移住検討者にとっては貴重な判断材料になると思います。
移住をする際は、行政や移住者からだけ情報を得るのではなく、何十年もその地域で暮らしてきた人や、住むことになるであろう家の近所の人から話を聞くのが一番役に立ちますので、ぜひ参考にして下さい。
※移住イベントでよく言っている、「ぶっちゃけます!」「全て教えます!」「包み隠さず!」などという文言は一切信用してはいけません。
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